
中国は2010年に日本を抜き、世界第2の経済大国となり、その後も2011年からコロナ禍の2020年までに年率+6.8%の成長を続けています。
IMFの予想を利用し中国と米国の長期的なGDPを試算すると、中国のGDPは2028年に米国を抜き世界最大の経済大国になる見通し。中国は他国に先駆けてコロナ禍から回復。一方、米国は新型コロナ感染拡大の影響で景気回復が遅れるとみられ、中国が世界最大の経済大国になるのは2028年よりも前になる可能性もあります。

中国の成長を支えているのが、科学技術力の向上です。
中国では大学等の高等教育への進学率は48.1%(19年)、大学生や専門学校生は3032万人、大学院生は286万人に達します(19年)。
豊富な知的労働力を背景に、中国政府は15年に、建国100年にあたる49年に「世界の製造強国の先頭グループ入り」を目指す長期目標を設定しました。5Gなどの次世代情報技術や新エネ自動車などを重点分野とし、具体的な計画も立てています。このような政府の計画もあり、中国は19年に国際特許の申請件数で米国を抜き世界最大となりました。

出所:WIPO(世界知的所有権機関)のデータより東洋証券作成
企業の技術力も改善。世界的に有名な経営コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG)が毎年発表する世界で「最もイノベーションにすぐれた企業」50社の中で中国は米国(25社)、ドイツ(6社)に次ぎ、5社がランクイン(2020年)
順 位 | 企 業 名 | 国 | 主な業種 |
---|---|---|---|
1 | アップル | 米国 | 通信機器 |
2 | アルファベット | 米国 | インターネット・ソフトウェア・サービス |
3 | アマゾン | 米国 | インターネット販売 |
4 | マイクロソフト | 米国 | パッケージ・ソフトウェア |
5 | サムソン電子 | 韓国 | 通信機器 |
6 | ファーウェイ | 中国 | 通信機器 |
7 | アリババ | 中国 | インターネット販売 |
8 | IBM | 米国 | 情報技術サービス |
9 | ソニー | 日本 | 電気機器 |
10 | フェイスブック | 米国 | インターネット・ソフトウェア・サービス |
注:50社のうち上位10社を抜粋
出所:「BCGイノベーション調査2020」より東洋証券作成
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