週後半はFOMCへの警戒感高まるか
4/25~4/29の米国株式市場は、週後半には5/3~4で開催予定のFOMCへの警戒感が高まる可能性があり、上値の重い展開を予想する。
GAFAMの決算への事前期待は高くないと予想されるも、無事乗り切れれば押し目を拾う動きも出てこよう。またウクライナ侵攻開始後、確りの展開の石油メジャーのエクソンモービル(XOM)や穀物メジャーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)等の決算も予定され注目か。
4/28に1Qの米GDPの発表が予定され前期比/季調済/年率+1%成長(Bloomberg集計)の予想に留まる。アトランタ連銀のGDPNowでも昨年4Qの在庫増の反動(寄与度▲1.48%pt)や輸出減(寄与度▲1.30%pt)が予想され、前期比/季調済/年率+1.1%成長に留まる見込み(4/14時点)。Bloomberg予想では2Qに前期比/季調済/年率で+3%まで反発するも、その後はCBO(議会予算局)推計の潜在成長率(21/7推計)に徐々に近づくと予想される。
翌週の5/3~4にはFOMCの開催が予定。量的引締め開始と50bpの利上げを予想。50bpの利上げは年内複数回実施される可能性が高いと考えられ、それに向けた地均しも行われると予想する。75bpの利上げを主張するFOMCメンバーもいるため、事前に情報開示が進んでもFOMC前に買う動きは限定的で、十分調整した場合、通過後に戻りを試すと予想する。
(4/20記 投資情報部 藤本)