
3/1-3/5の米国株式市場は金利上昇を警戒する場面も想定されるが大きく崩れることはないと予想。
足もと米国の金利が急速に上昇している。イエレン財務長官は1.9兆ドルの経済対策に前向きであることから、国債の大量発行で金利に上昇圧力がかかりやすい状況。また、インフレ期待の高まり等から一部では引締めを想定しているものと思われる。
ただ、FRBが注視するPCEデフレーターがすぐに平均で2%に達する状況ではなく、引締めが早い時期に実施される可能性は低いと考える。引締めへの思惑に対しては牽制が入ることが想定される。また米20年国債利回りも2%を達成したことから、ポジションの巻き戻しが入る可能性もある。
金利上昇を背景にグロース株中心に不安定な値動きとなる可能性もあるが、バリュー株への資金シフトも想定され、大きく相場が崩れるということは想定していない。