12/14-12/18の米国株式市場は、高値圏にあるものの、引き続き追加経済対策への期待感が相場を下支えか。週末はS&P500のリバランス、クアドルプルウィッチング(指数、株式の先物・オプションの期日)を控えており、需給面から不安定な値動きも想定される。
ホワイトハウスは9160億ドルの追加経済対策を提案したが、民主党指導部は失業手当に関する部分を理由に否定し不透明感が高まっている。ただ、金額はほぼ民主、共和両党で差がない状態で、合意は近づきつつあるものと考える。12/15-16のFOMCでは買入年限の長期化などが予想される。ただ、出口に向けた見通しが示される可能性があり、内容次第では上下に振れる場面もありそうだ。週末にはS&P500のリバランスが予定。アクティブ、パッシブ合せて11.2兆ドル(19年末時点)の資産が同指数をベンチマークとして運用されている。テスラは過去最大の組入れで、それ以外の幅広い銘柄にはウェイト低下に伴い売り需要が発生しそうだ。

